対応している事故の類型・業種
当事務所では、あらゆる態様の労働災害に対応しています。ここでは代表的な事故類型と、業種ごとに多い労災の特徴をご紹介します。ここに記載のない事故でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
事故の状況別
墜落・転落事故
足場・屋根・はしご・脚立・トラック荷台などの高所からの墜落・転落は、労災死亡事故の中で最も多い類型です。手すり・安全帯(墜落制止用器具)・安全ネットなどの墜落防止措置が不十分だった場合、会社や元請の安全配慮義務違反が認められやすい類型でもあります。脊髄損傷や頭部外傷など重い後遺障害が残ることが多く、適正な等級認定と賠償請求が特に重要です。
機械への挟まれ・巻き込まれ事故
プレス機・ベルトコンベア・ローラー・食品加工機械・フォークリフトなどによる挟まれ・巻き込まれ事故は、指や腕の切断など重大な障害につながります。安全カバーの未設置、安全装置の無効化、清掃・点検時に機械を停止させない運用など、会社側の落ち度が問われるケースが多数あります。
転倒事故
濡れた床・油汚れ・段差・凍結路面などによる転倒は、休業4日以上の労災で最も件数の多い類型です。「たかが転倒」と思われがちですが、骨折後の関節可動域制限や人工関節・人工骨頭の挿入など、後遺障害が残ることも少なくありません。
落下物・崩壊・倒壊事故
クレーンで吊り上げた資材の落下、積み荷の崩落、土砂崩れ、建物・足場の倒壊などによる事故です。玉掛け作業の方法、立入禁止区域の設定、地山の点検など、現場の安全管理体制が問題となります。
業務中・通勤中の交通事故
営業車・配送トラックの運転中の事故や、通勤途中の事故(通勤災害)も労災の対象です。この場合、労災保険と自賠責保険・任意保険の両方が関係するため、どちらにどの順番で請求するかによって受け取れる金額が変わることがあります。交通事故案件の経験が豊富な当事務所の強みを最も発揮できる分野のひとつです。
爆発・火災・感電事故
化学薬品・粉じん・ガスによる爆発や火災、電気工事・活線作業中の感電事故です。広範囲の熱傷(火傷)による醜状障害や、感電による神経障害など特有の後遺障害について、適切な等級認定が必要となります。
熱中症
建設現場・工場・倉庫など高温環境での作業による熱中症も労災です。WBGT値(暑さ指数)の測定、休憩・水分補給の確保、作業時間の管理などを怠っていた場合、会社の責任が認められる可能性があります。重症の場合は脳や臓器に後遺症が残ることもあります。
過労死・過労自殺・精神疾患
長時間労働による脳・心臓疾患(過労死)、パワーハラスメントや過重業務によるうつ病などの精神疾患、過労自殺も労災認定の対象です。労働時間の立証やハラスメントの証拠収集など、認定のハードルが高い分野だからこそ、早期に弁護士へご相談いただくことが重要です。
業種別にみる労災の特徴
建設業
足場・屋根からの墜落、重機との接触、資材の落下など、重大事故が最も多い業種です。重層下請構造のため、雇用主だけでなく元請会社にも損害賠償を請求できる場合があります。一人親方の方も、特別加入の有無や現場の指揮命令関係によって補償・賠償を受けられる可能性がありますので、諦めずにご相談ください。
製造業・工場
プレス機・切断機・ローラーなどによる挟まれ・巻き込まれ、切創・切断事故が典型です。機械の安全装置の有無・運用状況が争点となることが多く、事故機械の状況を早期に保全することが重要です。
運送・物流
荷役作業中の墜落・腰部負傷、フォークリフト事故、運転中の交通事故などが多発しています。長時間労働による健康障害も深刻であり、労働時間管理の記録が重要な証拠となります。
介護・医療
移乗介助による腰部負傷(腰痛)、利用者・患者からの暴力、針刺し事故、感染症などが典型です。腰痛は労災認定のハードルがあるものの、認定される事案は多くあります。人員配置や介助方法の指導体制が会社の責任を基礎づける事情となります。
飲食・サービス
厨房での火傷・切創、濡れた床での転倒、長時間労働による健康障害などが典型です。アルバイト・パートの方も正社員と同様に労災保険の対象であり、会社への損害賠償請求も可能です。
その他の業種
警備業(交通誘導中の事故・熱中症)、清掃業(転落・転倒)、農林水産業(機械事故・転落)など、あらゆる業種の労災に対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
あなたの事故も、対応できます。
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